セバスチャン・マンゴジ・フルーリストの後にエッフェル塔に向かおうと、セーヌ川を渡ってシャン・ド・マルス公園へと続く道沿いに
このお店「Patrick Divert(パトリック・ディバート)」を見つけました。白い瀟洒なアパルトマンの1階角にあるこのお店は、とても
広々としており、花やグリーンの品揃えも豊富です。テーブルの上下に、花とよく合った花器に入れられた花たちが、取りやすい
よう機能的に配置されています。白が基調の内装にカラーグラデーションを意識した花たちの配列が、まるでたくさんの彩りを
のせたパレットを思い起こさせます。

        

広いお店の中でスタッフの方がお一人、黙々と大きなアレンジメントを作っていらっしゃいました。残念ながら全く英語を話さない
とのことでお話することができませんでしたが、既にいくつか出来上がっているモダンなアレンジメントが並んでおり、注文のメモ
が貼られていましたので、どこかのホテルやブティックなどからのアレンジメント注文が多いのかもしれません。

          

こちらのお店はとても高級な雰囲気ですが、扱っている花たちにもまたクオリティの高さを感じます。葉の先までしっかりと水が
あがっており、それぞれの質感とも最高な状態で保たれています。ほとんどのヨーロッパの花屋さんはその気候から、キーパー
(花用冷蔵庫)を置かなくても夏を乗り切れるのですから、全くうらやましい限りです。

          

お店の奥にはリビング・ルームのような空間があり、お客様からの相談をお受けしたり、またお客様がくつろぐ場所にするので
しょう。近くに香ばしい匂いを放つコーヒー・メーカーも置かれていました。アジアン・テイストの家具と置物、観葉植物と
小さな鉢植えのランにセンスを感じます。お店の中には荘厳なクラッシック音楽が流れ、もしこのソファに腰掛けてしまったら、
その高尚な音の調べと美しい花たちに酔いしれてすっかり長居をしてしまいそうです。
さあ、それでは出発。次はお目当てのエッフェル塔に登って、街を一望ながらパリの風を満喫することにしましょう。

  

   

 

 

 


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